前歯の変色について、お答え致します!
皆さんこんにちは!どくらぼ編集部でございます! 本日は【前歯の変色】についてお教えしたいと思います。
本日お答えいただくのは、どくらぼが勝手に認定医に指名している大阪の河野歯科医院の河野先生です。 ことの発端は弊社の女性社員(23歳)がここ1年くらいで、前歯の色が急に変色してきてしまいました。その社員はタバコもコーヒーもしませんし、神経も抜いていませんでした。それなのに、なぜ歯が黒ずんできてしまうのかを河野先生にお伺いしてきました。
前歯の変色の大きな理由①色素が沈着してしまうこと
色の強い食べ物や飲み物(タバコ、コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレー)の色素が歯の表面についてしまい、歯が変色してしまうことがあります。烏龍茶なども油を分解する等の理由から人気が高いですが、茶渋が歯につきやすいため、変色の原因となる飲み物です。 その他にも歯の変色の原因となりやすいものはこちらです。 ・コーラ ・ココア ・醤油 ・ケチャップ ・チョコレート ・うがい薬 ・飲み薬 ・口紅 この中から思い当たるものがあれば、使用を少し控えてみてください。 また、虫歯の菌が生み出す色素から歯が黒くなってしまったり、歯にある金属から歯が黒くなる原因を作ることもあります。
前歯の変色の大きな理由②神経をとったことによる変色
今回の場合は神経を取っていないということなので、これには該当しませんが、説明致します。 虫歯等で歯の神経を取った後に、神経が少しでも残っているとそのまま腐敗してしまい変色の原因を作ることもあります。また、歯への外傷(事故など)が理由で神経を取る場合は神経からの出血が原因で大抵の場合変色してしまう可能が高いです。
しかし、「ウォーキングブリーチ」という方法をとれば、1000円~2000円程度で歯の内側から漂白を行い前歯の変色を改善することができます。
前歯の変色の大きな理由③酸性のものの摂取による変色など
また、お酢など酸性の食品を取りすぎると、エナメル質が少しずつ溶かされ、内側の象牙質が透けて黄色くなってくることがあります。さらに、加齢とともに象牙質が黄色くなり、エナメル質も薄くなるため、色も目立ちやすくなります。
他には、口呼吸によってお口の中が乾燥していると、唾液による清浄作用が働かず着色しやすくなりますし、研磨剤の入った歯磨き粉で歯を磨きすぎていると、エナメル質が削れて薄くなり、歯の黄色味が目立ってくることもあります。
前歯の変色を治すためには
前歯の変色を治すためには、ウォーキングブリーチ、ホワイトニングやセラミックによる治療があります。セラミックは歯を削る必要があるので、まずは負担の少ないホワイトニングをされるのがよいかと思います!
今回紹介した原因の中で、もしお心当たりがあれば、少し控えてみてください。また、それでも歯の色が気になるという場合は、歯医者さんで相談してみてください!解決策は必ずあります!
以上になります。最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!